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【ソーシャルビジネスモデル部門 金賞】楽しみながら繋がるプリザーブドフラワー教室

2019.3.20 wed

株式会社フォーユーカンパニー × 株式会社シュクレサレ、NPO法人真成会、社会福祉法人日本ヘレン・ケラー財団

■ビジネスモデルを実践して
昨年は弊社のフラワーアレンジメント教室で使用する花材の製作(クレイクラフトマカロン)や、道具入れのポーチをさをり織りで福祉事業所のみなさまと協働して開発しました。何度も試作を繰り返し、弊社のお客さまに提供できるクオリティまで引き上げてくださいました。花材の種類は1年間で更に2種類(パール持ち手、水引き)が増えました。またさをり織りのポーチだけではなく、当社が運営しているパソコン教室のパソコン用カバンも製作いただくことになりました。発注実績は以下となりました。

【ポーチ】2018年3月より発注 
計54個 1,500円×54個=81,000円
【カバン】2018年7月より発注 
計13個 2,500円×6個+3,500円
×7個=39,500円
合計120,500円

【マカロン】2018年1月より発注 
計240個 80円×240個=19,200円
【パール持ち手】2018年9月より発注 
計20個 400円×20個=8,000円

■新たな取り組み
今年の新たな取組みとしては、弊社のインスタグラムのフォロワーを増やす取組みです。当社がターゲットにしている顧客に対して、フォローをすることにより、フォローされた顧客が当社のインスタへフォロー返しをしてもらえるため、フォロワーを増やします。フォロワーが増えることにより、プリザーブドフラワー教室の認知度が高まり集客に繋がります。又フォロワーが1万人を超えると、インスタグラムのみでイベントの開催の告知ができるなどで集客が見込めます。この業務を1日1時間、時給1,000円、月20時間(=月2万円)で依頼しました。成果が出れば1日30分で1万円/月にして、他社からの受注も見込めるようにします。結果としては3ヶ月間で6,610人のフォロワーが9,963人になり3,353人増えました。また社員の業務負担が減り、他の業務に集中できるようになりました。この仕組は他社にも紹介することで、福祉事業所での仕事を創り出しました。(現在3社契約済み)
【水引き】2018年10月より仕入れ 
計40個 150円×40個=6,000円
合計33,200円

これらが作られている背景を、弊社の社員は事業所の見学をし、利用者さんと話をすることで知り、またそれをお客さまに伝えることで、福祉事業所での課題の啓発に繋がっています。弊社のビジョンである「社会に起こっている課題をビジネスを通じて解決し、笑顔が溢れる社会を創る」を実践できていると感じています。
ビジネスプランとしてあげていた、「ソーシャルフラワーコース(仮称)」と「資格認定コース」はまだ企画中ですが、お客様の反応も見ながら、設立していきたいと思います。
■2年間を振り返って
当初は花材を作ってもらうという案はありましたが、何を作ってもらえるかが、分かりませんでした。そこで社員が現場見学や生の声を聞くことで、イメージが湧き、他の花材も作ってもらえるのではないか、という意見が出てきました。
又、重要な仕事ではあるが、人手が足りずに後回しにしていたインスタの管理をやってもらう事は本当に助かりました。
今後も重要な仕事で人がいないからできない事や外部に任せても問題のない仕事を切り出して、お互いが喜べる関係を創っていこうと思います。