CSプロジェクト
2021.3.1 mon
BLANCPORT 合同会社
CSプロジェクトは、就労支援事業所の「施設外就労」と いう仕組みをフル活用し、企業の労働力確保の課題解決と、就労継続支援B型事業所の工賃を最大限引き上げると共に、従来の形よりグラデーション式に障がい者雇用を創出できるモデル。
■ポイント
施設外就労という仕組み自体は以前よりあった。しかし、中間的な立ち位置で企業とB型事業所をマッチングしサポートする事、それをパッケージ化して再現性を高くして横展開していっていること。そして受託金額が1時間750円という高設定のモデルは新しい。 今後は事業所だけが工賃向上に向けて孤軍奮闘するのではなく、コミュニティやネットワークを確立し、各自が得意な領域でアプローチし連携する必要があると考えている。
そうする事で予期しない社会変化や、 新たなニーズ等にも対応が可能であり、福祉がより社会と密接に繋がっていくと感じている。
■工賃向上
現在は大阪府堺市南区にある「株式会社京都スペーサー」と堺市にある「就労継続支援 B型事業所アトラス」をマッチングし、企業へ平日5日間、1日3.5h実働、3名枠でスタートしている。1名あたりの工賃は750円/1時間を実現している。すでに、企業内での戦力となっており、今後人数増の可能性も非常に高い。
■ビジネスモデル
CSプロジェクトは、私たちが企業と就労継続支援B型事業所のハブとなり、施設外就労という仕組みを活用しマッチングしているモデルです。
CSプロジェクトの導入費用は、企業側の導入ハードルを下げるため、企業からは導入時の費用は無料でコンサルしている。B 型事業所からも初期費用などは請求せず、その代わりとして企業からの「委託人数1名 ×10,000円」 を業務締結後頂戴している。併せて、一定期間経過後、 企業が雇用をされる際は雇用に関するコンサルも行い、 企業へ「1 名 ×100,000 円」を頂戴している。
<福祉事業所のメリット>
・高工賃の受託業務を創出 ・利用者にとってリアルな就労訓練ができる ・事業所の魅力向上
・就労移行率も向上
<利用者のメリット>
・高工賃の獲得 ・就労するために必要なスキルの修得 ・雇用への道が開かれる利用者も普段従事している業務で、尚且つ同じ環境で仕事ができるという安心感がある。
・自己成長、自信が生まれる
<企業メリット>
・労働力確保 ・従業員の多様な人材への理解。
障がい知識に関しては、施設外就労だと支援員が必ず同行するため、施設外就労を受け入れながら企業従業員の障がい理解にも繋がる。
・生産性の向上受け入れ時にマニュアルの作成・見直しをすることで、既存従業員の生産性向上に繋がる事もある。
・障がい者雇用へと発展。
施設外就労にて 1 年ほど働いていただき、安定して業務に従事してもらえると感じた方は、積極的に採用を推進。
■受賞者紹介
BLANCPORT 合同会社
https://free-labo.jimdofree.com/
大阪府大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル7階 オギャーズ梅田